多汗症を改善する３つのポイント

トップページ＞多汗症を改善する３つのポイント

多汗症の原因と対策

程度の差はありますが、人口の約0.5％の人が、単なる「汗かき」というレベルを超えた汗の異常に苦しんでいます。こうした汗の異常は「多汗症」というれっきとした病気で、しっかりした治療をすれば9割以上は治るとされています。

【目次】

多汗症の種類
多汗症の原因は３タイプ
多汗症改善の３つのポイント
制汗効果のある対策アイテム
おすすめの制汗アイテム

多汗症の種類

多汗症の種類は3種類ございます。手の汗が多い手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)、足の汗が多い足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)、わきの下の汗が多い腋窩多汗症(えきかたたかんしょう)です。

それでは多汗症の原因は何なのかというところですが現在のところハッキリわかっていないのが現状です。ただ発汗は、人間にとっては体温調整のために必要な生理現象で、この機能をつかさどる交感神経の反応が普通より強いと、多汗症という症状として現れるのです。また、生まれつき汗腺が欠如している「無汗症」という病気もありますが、体温調節がしずらいため、運動をした後など、体温が上昇して熱射病になりやすく、多汗症よりもむしろ危険といえるかもしれません。

多汗症の人は、全身ではなく、手のひら、足の裏、ワキの下、額などの特定部分の汗が目立ち緊張すると余計に汗の量が増すのが特徴です。なので一般的に、温度が高い時に出る温熱性発汗、精神的に緊張した時に出る精神性発汗、辛いものを食べた時に出る味覚性発汗の３つのタイプがございます。

多汗症改善の３つのポイント

病院での治療

視診で汗の量や出る範囲をチェックした後、発汗計で発汗波を調べたりする場合もあります。簡単に説明すれば機械本体とコードでつながったカプセル状のものを患者さんに手で握ってもらい、先生が7ケタの数字を言ってそれを患者に逆から言ってもらうという軽いメンタル・ストレスを与え診断する方法です。これらの診断によりグレード（進行度）を判断します。グレードは３段階あります。

グレード１

汗で手が湿ってはいるが、肉眼で水滴としては見えない状態。

グレード２

水滴が肉眼で見え、手のひらに水たまりができることがあります。

グレード３

間断なく、手から汗がしたたり落ちる状態。

こういった状態により患者さんの意向により手のひらの汗の治療「胸膣鏡下交感神経切除術（きょうくうきょうかこうかんしんけいせつせつじょじゅつ）」や、足の裏の汗の治療「腰部交感神経節ブロック」という治療法が最も効果を上げています。

自己セルフケア

汗のかきにくい環境で毎日を過ごすと、汗腺機能も衰えて運動不足やエアコンで、ほとんど汗をかくことがない場合、たまに発汗しても、ベタベタとしたいやな臭いのする汗になります。しかし、毎日、よく汗をかく人は、さらさらで臭いのない汗です。まずはニオイのないサラサラな良い汗がかけるような生活環境にすることも大事です。多汗症なのにニオイもするとなれば悩みも大きいです。お風呂などでの入浴時は汗をかくぐらいの時間、湯船につかることをおすすめします。シャワーなどよりは湯船にはいる。もしシャワーなどでしたら長時間シャワーを浴びて汗をかくぐらいがいいかとおもいます。

制汗アイテムを利用

いまでは臭いに敏感な時代により制汗アイテムも数多く販売されています。そんな制汗アイテムを常時持参して日常生活の中でうまく利用していくこともおススメします。