肌荒れに悩むもっとも大きな原因とは?
美肌の人はみんな、健康的な食生活を送っています。お肌の調子が悪いのは、食生活が根本的な原因かもしれません。美肌のための食べ物を選ぶときの判断基準は大きくふたつです。
酵素を摂取する!腸内環境を整える!
このふたつを頭に入れて食生活をおくると、肌荒れに悩まなくなります。
【目次】
酵素を摂取する
人間の体は約100兆個の細胞で構成されていて、それらひとつひとつの細胞が化学反応を行っています。その化学反応に必要なものが「酵素」というわです。
酵素は人間が生きていくうえで欠かせないものです。
「消化酵素」も酵素のひとつで、食べたものは消化酵素によって小さく分解され体内に吸収されます。酵素は体内でつくられますが、人が一生のうちにつくることができる酵素の量は限られているといわれています。また、年齢を重ねていくと体内でつくられる酵素の量は減っていきます。
いかに酵素を無駄遣いせずに生きるかが、健康で美しく長生きできる秘訣なのです。
植物や動物、命あるもの全てに酵素が存在しています。
酵素をより摂取するには
- 野菜は過熱よりも生
- 肉類はウェルダンよりもレア
- 魚は焼き魚よりも刺身やカルパッチョ
腸内環境を整える
腸は消化・吸収を担う臓器です。私たちが食べたものは消化酵素で分解され、腸から栄養を吸収します。腸が不健康だと、正しく栄養を取り入れることができず、体もお肌も不健康になります。腸には1000種、1000兆個の腸内細菌が住みついています。
- 善玉菌・・・ビフィズス菌、乳酸菌
- 悪玉菌・・・ウェルシュ菌、大腸菌
どちらにもなりえる「日和見菌」に分類されます。
▼健康的な腸の細菌比率▼
善玉菌3:悪玉菌1:日和見菌6
腸内細菌の比率が乱れ、悪玉菌が多くなりすぎると肌荒れの原因にもなります
野菜・果物アレルギーに気をつける
特定の野菜や果物にアレルギーがある人は気を付けなければなりません。ここではアレルギーを生じやすい植物と野菜、果物の関連を表にしました。
スギ、ヒノキ | トマト |
---|---|
シラカバ | バラ科(リンゴ、モモ、サクランボ、ナシ、イチゴ、ウメなど)、キウイ、ニンジン、セロリ、クルミ |
ブタクサ | スイカ、メロン、キュウリ、バナナ |
カモガヤ | メロン、オレンジ、トマト、バナナ、セロリ、ジャガイモ |
ヨモギ | リンゴ、キウイ、ニンジン、セロリ |
小麦粉が腸に悪い
グルテン不耐症という病気が注目されていますが、グルテンとは小麦粉やライ麦、大麦に含まれるたんぱく質です。小麦アレルギーは、小麦を摂取するとすぐに免疫作用が起き体に異変を生じますが、グルテン不耐症の場合は摂取後一定時間が経ってから体に異変を生じます。パン、うどん、パスタ、ラーメンなどに含まれるグルテンが腸の炎症を起こし発生する病気です。
健康な腸は便で判断できる
腸が健康だと免疫機能が強く働き、風や病気にかかりにくくなります。食物繊維をおおくとり善玉菌を増やしましょう。納豆、キムチ、漬物などの植物性の発酵食品は善玉菌を増やします。腸内環境が正常か、腸が健康かは便で判断できます。健康な腸が生み出すのは、黄色みがかった水に浮く便で、量はバナナ1本分くらいです。植物繊維と善玉菌が作り出す悪臭のしないよい便です。
酸化が老化を促進させる
カットされたリンゴが空気に触れると茶色く変色します。これは金属がサビるのと同じように、リンゴに含まれる物質が酸素と結びついて起きる現象です。
人間の体にも同じく「サビ」が生じます
酸素は体内に入ると数%が体の細胞に有害な活性酸素になります。活性酸素も増えすぎると健康な細胞まで攻撃し、その結果サビてしまいます。活性酸素が増える原因として、紫外線、喫煙、ストレス、過度の運動、過度の飲酒、食品添加物、農薬などが挙げられます。体内での活性酸のの発生を100%抑えることはできません。そこで活性酸素から体を守ってくれる「抗酸化物質」を摂取すると体のサビを防ぎ、美肌にもつながります。
主な抗酸化物質とそれらを含む食品
ビタミン | ビタミンE | カボチャ、ほうれん草、アーモンド |
---|---|---|
ビタミンC | ブロッコリー、小松菜、かんきつ類 | |
βカロチン | 緑黄色野菜 | |
フラボノイド | アントシアニン | 赤ワイン、ブルーベリー、黒豆 |
イソフラボン | 大豆(納豆、豆腐) | |
カテキン | りんご、緑茶 | |
ケルセチン | たまねぎ、レタス、ブロッコリー | |
ルチン | ソバ | |
非フラボノイド | クロロゲン酸 | コーヒー、なす |
エラグ酸 | イチゴ、ラズベリー、ザクロ | |
セサミン | ゴマ | |
クルクミン | ウコン、カレー粉、しょうが | |
カテロイド | リコピン | トマト、スイカ |
ルテイン | ほうれん草、とうもろこし、ブロッコリー | |
カプサイシン | 赤ピーマン、赤トウガラシ | |
フコキサンチン | 海藻類 |
活性酸素を除去することで、お肌や体に様々なメリットがあります
- お肌は老化の速度が遅くなり、シワ、シミができにくくなる
- 血管内のコレステロールや中性脂肪が酸化された過酸化脂質が還元され血液循環がよくなり脳梗塞や心筋梗塞が起こりにくくなる
- 血行がよくなると皮膚を構成するコラーゲンが活性化され、ハリのあるお肌を取り戻せる
- 代謝が良くなるので太りにくい体質になる
- 腸内に蓄積された老廃物が排出され、腸内環境が改善される
驚くほど美肌になるファスティング
体の中から美肌を得るためには、腸内環境を整えることと酵素をたくさんとることが必要です。腸の中にいるお肌にとって悪い菌(悪玉菌)を減らし、お肌によい菌(善玉菌)を増やすのです。
悪玉菌のエサになるものを一切口にしない。プチ断食がとても有効です。断食といってもまったく食べないわけではなく、善玉菌のエサになるものと酵素だけを体にたっぷり取り入れます。プチ断食をすると、酵素を取り入れてお消費することがないため、酵素が余る状態になります。生命の維持には直接関係しないお肌の代謝に十分な酵素が回されることになり、美肌になるのです。
3日間基本的に生野菜と果物だけ食べる生活にする
生野菜には添加物がたっぷりのマヨネーズやドレッシングはかけないでください。亜麻仁油やエキストラバージンオリーブオイルなどをかけて食べましょう。また善玉菌を増やす納豆を食べるのもOKです。3日間のプチ断食は、そんなにつらくありません。果物から果糖が吸収されるので、通常の断食で起こる糖不足による頭痛やめまい、だるさがそんなにありません。どうしても食べたくなった場合には野菜の味噌汁などを食してみましょう。そのかわり即席ダシを使ってはダメです。昆布やかつお節からダシをとってください。
プチ断食中は良質の水を飲む
プチ断食中は良質の水を飲むことも大事です。間違っても清涼飲料水や炭酸飲料を口にしないでください。また、市販の野菜ジュースや100%果汁ジュースは加熱されているので生野菜と果物の代わりにはなりません。自身でつくるジュースはOKです。
3日間プチ断食すると、腸内環境が劇的に改善
酵素が皮膚の代謝に使われるので驚くほどお肌がきれいになります。プチ断食の目的をきちんと理解して実行すると、プチ断食終了後も悪玉菌を増やす生活を避ける自分に気が付くかもしれません。もし、3日間のプチ断食に自信がない方は、まず1日プチ断食から始めていてください。この機会を利用しお肌、美肌に今以上詳しくなるチャンス!
- 朝食・・・生野菜と果物だけ
- 昼食・夕食・・・食前に生野菜と果物を食べる
よく噛んで、腹八分目で食事を終えましょう。
朝食はしっかりたべなくてもいい
「朝食をしっかり食べないと勉強ができない」と強制的に食べさせられてきましたが、最近その考えは間違っていることがわかってきました。朝は排泄の時間であって、食べ物を取り入れる時間ではない。寝ている間、活動を休んでいた腸に急に食べ物を入れることは、消化不良を起こし悪玉菌を増やす原因になります。
朝食はごく軽く。生野菜と果物だけが理にかなっています
果物の果糖で活動のエネルギーも十分に取り入れることができます。
美肌食生活はダイエット効果も抜群
<美肌食生活のポイント>
- 朝は生野菜と果物だけ
- 昼、夜は生野菜と果物を最初にたっぷり食べる
- お肉や乳製品は少なめに、バランスのよい食事をよく噛んでとり、腹八分目でやめる
- 生の食べ物と過熱した食べ物の比を5:5にする
- 夜7時以降は何もたべない(もし食べた場合は翌日から)
- 砂糖を摂取ししない。どうしえも甘いものが食べたいときは手作りで砂糖の代わりに、自然の甘味料の羅漢果顆粒(らかんかかりゅう)、はちみつ、メープルシロップを使う。料理にも砂糖は使わない。
- ファーストフード、コンビニ弁当、カップ麺やジャンクフードは食べない
- トランス脂肪酸を摂取しない
- 市販のジュースは飲まない。良質な水をたくさん飲む
- たまに3日間の生野菜と果物だけのプチ断食をする
睡眠は美肌の必須条件
良質な睡眠をとるのは、栄養と同じくらいお肌にとって大切なことです。寝不足の次の日にお肌の調子がイマイチという経験は多くの人にあるとおもいます。また、風邪をひいて体調が悪いのに、睡眠をたっぷりとったあとお肌がいつもよりきれいなのは、長い睡眠によってダメージをうけていたお肌が修復されたからです。
眠り始め約3時間は成長ホルモンの分泌が盛んでコラーゲン生成が活発
皮膚の再生には6時間くらいかかるため睡眠が短いと肌の修復がうまく行われません
なかなか現代の多忙な女性は寝不足義気味の生活が正直なところ。すぐに寝付けない方も多いと思います。
自分だけの寝るための環境を整える
黒ずみ⇔肌荒れ⇔ワキガ
生活環境が乱れていると、デリケート部分のお肌の肌荒れが黒ずみになったりワキガになったりするわけです。肉ばっかり食べていると体臭がキツくなるとかよく言いますよね。それと同じですでにワキガに悩んでいる方でも、毎日のご自身の生活環境を整えながら、ワキガ対策商品を利用することにより、より早くお肌が改善されることにつながります。